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by 8823_nazo
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結局、誰も責任をとらなかった。

<薬害エイズ>85年血友病は松村被告無罪に 検察上告断念

●抗血友病薬

当時、純日本製(日本の人の血から作られた医薬品)の抗血友病薬は、「クリオプレシピテート」と呼ばれるものが一番、高度なものだった。
「凝固系 第VIII因子」の濃度は、今の血友病の薬の半分から1/10。不純物も多かった。
でも、当時、ほぼ確実にHIVが混入していない医薬品だった。
全員を感染から守るには難しかっただろうが、かなりの数の人を救えたのは間違いない。
問題点として、「血友病患者 = HIV感染者」という誤った認識が広まってしまった事だ。
血友病患者自身が、知られる事を恐れ、病院でクリオプレシピテートの投与をしたがらなかったかも知れない。(今でさえ、会社に知られるのを恐れて、保険を使用しない人が居るという。1回数万円。週に2,3回、一生続けるのに)
それでも、何人かが感染を免れたんじゃないかと、今でも思う。
そして、クリオプレシピテートの高度化を積極的に推進していれば、感染者はもっと減ったんじゃないかと思う。
この背景には、今でも続く、医薬品開発に関連した、経済的・政治的・技術的問題点が存在しているのだろうが、話題が広がり過ぎるので、ここでは書かない。


●新しい感染症と政治的問題点

何年か後の、BSE牛による食餌性CJDの患者の訴訟を見ている気がする。

しかも、事態はHIVに比べて、もっと不思議で、真実は闇の中。
血友病では、患者、医療機関、政府のすべてか、記録を残している(もちろん不完全な部分もあるが)。
メーカーだって、個人名までは保持しなくても対象の医療機関にかかっている人数と製造番号は記録している。なんったって、メシのタネだからな。



しかし、食餌性CJDは状況が全く異なる。
いつ「感染した」か【誰にも】分からないんだ。
肉屋でアメリカ牛を買わなければ、感染しない訳ではない。
ファミレスの肉もどこで買ったかは、メニューに記載されていない(黒毛和牛だったりすると書いてるんだけどな)。
コンビニの弁当なども、どこの肉かはわからない。
ましてや、牛肉偽装事件で話題になった企業は未だ健在。
また、アメリカ牛以外ではCJDが感染しないという保証は全くない。
さらに、食餌性CJDか孤発性CJDかは、症状からは判断出来ない。
遺族の希望によって初めて、調べる事が出来る。

つまり、誰が犯人なんだかさっぱり分からなくなっちゃうんだよなぁ。
こうなっちまえば、犯人のもうけもの。

吉川泰弘も、「安全性は大きく変わらないと思ったし、最終的に判断するのは政府だから、オレには関係ない。」
厚労省・経産省も、「専門家の集まった委員会の判断を尊重した。自分ちも悪いが適切な資料が出せなかった専門委員会が悪い。」
食肉輸入業者「国がOKだしたんだから,自分たちは全然悪くない。」
それどころか、マンガンが変異原性プリオンの原因という説もあるんだぞと開き直るかも知れない。

ある意味、政府は学習能力がある(・・・・笑えねー
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by 8823_nazo | 2005-04-07 11:53 | 重箱の隅っこ