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by 8823_nazo
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科学者の良心を売る吉川泰弘

BSE全頭検査緩和を容認 専門調査会

科学者の良心を売る吉川泰弘

普通、理系の学生は、あらゆる検査に限界がある事を知る。
普通、理系の学生は、未知の対象に対して定性的な測定を確立しようとする。
普通、理系の学生は、既知の対象を測定する精度を上げようと努力する。


だが、吉川泰弘は、学生でさえ守ろうとする事を放棄してしまった。

彼は、科学者ではなくなった。
科学を道具にして、私欲を満たそうとする、Mad Scientistだ。


オレの心の中で、茅 洋一(東大名誉教授 サマータイム推進論者)と並んで、
           「売学奴」
の称号をプレゼントしよう。



すでに、正体が分かっているB型肝炎ウイルスでさえ、感染経路の定かでない感染事例が多発している。
すでに、正体が分かっているHTLV-I,HTLV-IIIでさえ、治療方法は存在しない。

未だ、感染性プリオンが真犯人であったとしても説明のつかない多くの事例が存在する。
それどころか、ウイルス学者の中には、スローウイルスが原因と信じる者も残っている。
感染性プリオンの発見者であるプルシュナー博士は、スローウイルス説信者に対して
  「地動説と同じです。 天動説を唱える最後のひとりが死んでしまうまで
   天動説を信じる人は消えなかったでしょう」
  「今は、あらゆる手段で感染性プリオンの拡大を抑制するべきです。」
  「アメリカの検査法は、科学的ではありません。」
という趣旨を日本の講演会で発言している。


もちろん、治療法は、糸口さえ見つかっていない。
感染は、人としての緩やかな死を意味している。
発展途上国のHIV感染者と同様に。

それでも、感染の拡大を防止しようと努力しないのか。

彼は、悪魔に科学の心を売り渡して、小さな名誉とほんのわずかのお金を手に入れた。
彼の行為で、未来に死んでしまう多くの人々が勝ちえたであろう、多くの名誉と多くの利益、 そして、多くの人々の喜びが失われてしまった。


吉川泰弘は、未来に失われる多くのものに償う事ができるのだろうか。
by 8823_nazo | 2005-03-29 02:38 | 重箱の隅っこ